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2004年6月19日
The Stone Roses: The Stone Roses
1989年発表の伝説のアルバムです。マンチェスター出身の4人組。マンチェスター出身バンドが群雄割拠した時代、いわゆる「マッドチェスターシーン」はこのバンドから始まったと言っても過言ではないし、それぐらいすごいアルバムでした。メンバーはIan Brown(v)、John Squire(g)、Mani(b)、Reni(Dr)の4人。どっかのエントリーにも書いたけど、80年代のイギリスの音楽って「死の時代」って言われるぐらいのひどい有様。が、シューゲイザーと並んでこのマッドチェスターシーンは久々の大規模かつ未来のありそうなシーンでした。
基本的にはサイケデリックがベースとなっているんだけども、どこかにブルースっぽさをにおわせてみたり、ホワイトソウル的なノリもあったり、かつ黒人音楽への畏敬も垣間見られる。そんなハイブリッドなアルバムなんだと思う。はっきり言えば、Ianのボーカルは聴くに堪えないほどひどい(笑)。Johnのギターも今の神様っぷりに比べればちょっと不安定な気がする。リズム隊の二人はこのアルバムでもほぼ完成されてるけどね。技術よりも、サウンドのアイデンティティと独自性が評価されたってことなんだろうな。今聴いても全然古い感じしないし、『She Bangs The Drums』なんてイントロ聴いただけでもワクワクする。『This is the One』とか『I am the resuraction』なんかの黒っぽさも、いわゆる白人がソウルやったときに出てくる恥ずかしさみたいなものはみじんも感じられないサイケデリックソウルに仕上がってる。いまではOasisとかがものすごい数の人間をWenbley Arenaに集めてライブやったりしてるけど、この人たちのどっかの島のライブでは、当時としては考えられないような人が来た。社会も大不況だったし、それだけ労働者階級の人々の鬱憤がたまっていたということなんだろうけども、いわゆる社会現象でした、Stone Rosesの台頭は。
その後は所属レーベルSlivertoneとのいざこざにより、訴訟に発展。レーベルにいってペンキぶちまけてみんなでスナップを撮ったりする伝説も残ってます。その訴訟が長引いたおかげでセカンドは全然発表されずじまいになってしまう上、Silvertoneがここぞとばかりにコンピレーションとか出しまくり。ようやく1995年にセカンドが出たかと思ったら喧嘩別れという最悪の終わり方をしてしまいました。それが本当に残念だし、喪失だと思う。
が、彼らが残してくれたこのアルバムは、本当の意味でのマスターピース。一家に三枚ぐらいあっても損しませんよ。
1. "I Wanna Be Adored" (4:52)
2. "She Bangs The Drums" (3:42)
3. "Waterfall" (4:37)
4. "Don't Stop" (5:17)
5. "Bye Bye Badman" (4:00)
6. "Elizabeth My Dear" (0:59)
7. "(Song for My) Sugar Spun Sister" (3:25)
8. "Made Of Stone" (4:10)
9. "Shoot You Down" (4:10)
10. "This Is the One" (4:58)
11. "I Am The Resurrection" (8:12)
投稿者 gakuzou : 2004年6月19日 23:43
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