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2004年6月14日
Dance Hall at Louse Point: John Parish and Polly Jean Harvey
1996年発表のアルバムで、John Parishとの連名で発表されてます。まずはPoly Jean Harveyについて。この人はやっぱり初期のオルタナティブ期(『Rid of Me』とか)のイメージがものすごく強い。荒削りの激情丸出し系音楽をやっているというイメージなんだけどね。が、このアルバムではものすごく洗練されて素直な音が出ています。なんていえば伝わるかな。えと、初期の彼女がTori AmosやCoutney Loveのように、「女性である」という事実を強く前面に出し、傷つきながら強い女性というものを歌っているのに対して、このアルバムでは、もっとアーティスティックな表現を増やして、John Caleのような音楽要素を加えた、そんな感じだと思うな。そういう表現を可能にしたのがJohn Parishなんだと思う。Polly Jean Harveyは個人名、で彼女のバンドがPJ Harveyという名前なんだけど、そのバンドのメンバーと旧友であるJohn Parish。プロデュース業でNick Cave and Bad SeedsのMick Harveyなんかと交流があるようで、原音とボーカルを重視した音作りをしている(という印象を僕は勝手に持ってるだけ)。Polly Jean Harveyの憂いのあるヴォーカルとJohn Parishの表現力、それがうまく重なり合ったアルバムかな。
それぞれの曲には、都市の名前がついてる。この作品を作った経緯についてはよく知らない(笑)んだけど、おそらくはツアーで訪れたいろいろな町で書いた歌をまとめたって感じなのかもしれないな。心象風景というか、音像風景というか、まるで写真を見るかのような、音楽という聴覚的な媒介で視覚的な風景を見せてくれる数少ないアルバムになってると思う。聴きどころはやはり先行シングルとなったM4『That was my veil (Modena)』で、アコギのシンプルな響きにPolly Jean Harveyの激情ヴォーカルが映える曲。そしてBrsitolのM1『Girl』。弦の響きの細部までがきこえるような「生音」に拘ったアンビエントソング。そして同じくBristolのタイトルトラック『Dance Hall at Louse Point』。
Polly Jean Harveyのアルバムでこんなに落ち着くアルバムはないなあ、という感じですな。Velvets好きなんかも楽しめるかも。
1.Girl
2.Rope Bridge Crossing
3.City Of No Sun
4.That Was My Veil
5.Urn With Dead Flowers In A Drained Pool
6.Civil War Correspondent
7.Taut
8.Un Cercle Autour Du Soleil
9.Heela
10.Is That All There Is?
11.Dance Hall At Louse Point
12.Lost Fun Zone
投稿者 gakuzou : 2004年6月14日 02:54
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